モジュラー式蓄電システム用の安全なプラグイン接続

風力発電や太陽光発電といった再生可能エネルギーの持続的利用は、ニーズに応じた時差消費を可能にするモジュールによって初めて達成できます。コネクタの使用は、リチウムイオン電池を使ったモジュールの構築を加速させます。

Han® S 同シリーズにより、HARTINGはモジュール式蓄電池システム向けの安全な接続技術を提供します。このシリーズのバルクヘッドハウジングは360度フレキシブルに回転し、フードとハウジング、オスコンタクトとメスコンタクトのロックは直感的に行えます。

Han^® Sは、すべての技術要件を満たす設計により、最大限の安全性を提供しながら、ユーザにバッテリーモジュールのプラグイン接続を提供します。バッテリーモジュールのオス・コンタクトは、フィンガーセーフ設計となっており、M8サイズのねじ溝を備えています。コンタクトをソケットスパナで簡単にバッテリーモジュールに取り付けることができます。ソケットコンタクトをケーブルに圧着して、工具なしでスリーブハウジングに差し込み、ねじ込みます。

Han® S 、プラス端子用には赤、マイナス端子用には黒のタイプがあります。どちらも挿入ミスを防ぐため、機械的にコーディングされています。こうした特徴は、修理とメンテナンスの際にも有益です。

蓄電モジュールで一つの電池の性能が低下している場合、管理システムを使用してオフに切り替えて、交換できます。そのためには、隣接するモジュールのHan^® Sインターフェイスをロック状態で脇に向けるだけで、スイッチアウトのためのスペースを確保できます。影響のないモジュールの蓄電機能を遮断する必要はありません。

Han® S は、定置型蓄電システムの関連UL規格および鉄道規格に適合した、初の特殊大電流バッテリーコネクターです。とりわけ、電気化学バッテリーシステム用コネクタのUL 4128、据置用バッテリー、車載用および軽量鉄道用非常電源のUL 1973、および蓄電システムとアクセサリーのUL 9540の要求事項を満たしています。また、Han^® Sは、鉄道関連規格に準拠した耐衝撃性と耐振動性を備えています。

バッテリー管理モジュール（BMS）は各モジュラー式蓄電モジュールかキャビネットに配置されます。制御トレインを形成するためにはこれらのユニットも接続する必要があります。ハーティングHan® Sは、バスバーピンコンタクト付きバルクヘッドマウントハウジングを追加しました。システムはこのトレイン経由で管理され、分散されたBMSが状態メッセージを上位のシステム／プラント制御に伝送します。