電力分配ユニット（PDU）用のソリューション

ハーティングは、データセンターの無停電電源装置（UPS）からラック型電力分配ユニット（rPDU）への配電用プラグイン式組み立て済みケーブルソリューションを提供しています。これらのソリューションは、固定配線に比べ設置時間がかからず、同時に収益性を高めることで、データセンターの電力供給を最適化します。

プラグ＆プレイ式ソリューションで設置時間を短縮

これまでデータセンターの開発者と計画者は、UPSからPDUへの電気接続を手作業で結線しなければなりませんでした。これは時間のかかる、配線ミスのリスクが高い作業でした。プラグイン式ケーブルアセンブリはより安全です。あらかじめ配線・テスト済みで、プラグ＆プレイ式で使用できます。IT機器を設置して、通電してすぐにケーブルアセンブリを差し込むだけ。あっという間に直接PDUに配線できます。

また、ダウンタイムを最小限に抑えることも非常に重要です。ハーティングのケーブルアセンブリを使うと、メンテナンス作業時に迅速かつ簡単に接続を外して復元できるので、直接配線よりもダウンタイムが大幅に短縮されます。

IoT用インテリジェントコネクタの使用

IoT（モノのインターネット）の普及に伴い、コネクタ側でもインテリジェントなソリューションが開発され、すでに市場に出回っています。「インテリジェント」コネクタにより、IDモジュールはユニットの状態に関する情報を保存し、伝達できるようになります。さらに過電圧保護モジュールは、システムの過電圧により生じ得るデータセンターユニットの損傷を防ぎます。

ハーティングはデータセンター向けに、コンパクトなモジュールとHan-Modular®インサートを装着できる高性能プラスチック製のHan-Eco®コネクタを提供しています。Han-Modular®シリーズには、電力および信号モジュールのほか、ギガビット帯域のデータ伝送モジュールも用意されています。PDUの設計技術者は、Han-Modular®インサートを使用することで、標準的な既製品モジュールを使ってケーブルアセンブリを迅速かつ簡単にフルカスタマイズできるようになりました。

電源に加えて信号（rPDUの温度や電圧レベルなど）も標準コネクタベース（例：Han-Eco®）で伝送できます。