キャッシュレスでかんたん決済
取引には、人類の歴史と同じくらい古い歴史があります。物々交換や通貨による支払いの種類はこれまで変化を続け、今も変わり続けています。デジタル化が進歩し続ける中、決済方法も変化しています。硬貨や紙幣の使用が減る一方で、電子データをやり取りするデジタル決済は増加しています。小型化の流れが続く中、決済に必要なシステムは益々小さく、コンパクトになっています。ハーティングのhar-flexおよびhar-flexiconシリーズは、検出装置のプリント基板に堅牢で省スペースのPCBコネクタが必要な場合に最適なソリューションとなります。
キャッシュレス決済は益々広がり、使い勝手も益々良くなっています。給油やお買い物のとき、新しいTシャツを一枚だけ買うときも、もちろんプラスチック製のカード一枚ですべて支払えます。最先端のキー・フォブやNFC(近距離無線通信)を搭載したスマートフォンも使用できます。
これに必要な読み取り装置は、スイス企業MICROTRONIC AGが製造しています。同社は新しくより小さなリーダーを開発し、新しい機能を持つ決済システムを拡充し続けています。現在の非接触式決済システムは、Mifare Classic、Plus、DESFire、CALYPSOといった様々なRFID技術に対応しており、将来的にはHID iClassもサポートする予定です。もう一つの注目点は、VISAやMasterCardでのキャッシュレス決済を可能にする、EMVCo認証販売リーダーです。
こうしたリーダーの小型化は、常に製造者に新しい課題を突きつけてきました。それは、より小さく使い勝手の良い機器にしつつ、堅牢性と信頼性を損なってはならない、という課題です。例えば、新世代MICROTRONICリーダーは、コンパクトな単一導体の配線だけでなく、対応するデバイス内部のボード間インターフェースも必要とします。MICROTRONIC AGは、以前は2mmピッチのコネクタを使用していましたが、今ではハーティングのhar-flex®シリーズPCBコネクタだけに依存しています。har-flex®は、1.27mmピッチ、極数6〜100の豊富な選択肢で、恒久的な堅牢性を維持しつつ、究極のコンパクトなデバイス設計をサポートします。
個別の導体をコンパクトに基板に接続する必要がある場合、ハーティングのhar-flexiconなら現場で配線できます。最新式デバイスの主な要件は、プリント基板を主要コンポーネントとする産業用デバイスに対応する、用途の広い単一導体配線です。
コンタクトピッチわずか1.27 mmのリフローはんだ付けされたSMDコンポーネントは、均一で自動化された組み立てやはんだ付けプロセスにより、製造工程にコスト上のメリットをもたらします。