産業システム統合における小型化

モノのインターネットは成長と拡大を続け、新しい小さなユニットを巻き込むようになっています。高機能デバイスが益々小さくなっているため、インテリジェンスはプロセスにシフトしつつあります。

例えば、データを処理し、状態監視など他のサービスに情報を提供するセンサーがあります。機械も統合産業へ向けて進化を遂げる中、益々コンパクトで複雑になりつつあります。ソフトウェアは長年こうした機能性に欠かせない要素となっています。カスタマイズ製品の特注生産を担うにつれ、生産プロセスの効率化、モジュラー化、多様化も進んでいます。個別デバイスの新しい追加機能は、スマートデバイスにバンドルされています。これにより、電気キャビネット内の設置スペースが抑えられます。

こうしたあらゆるレベルでの小型化への流れは、寸法、設計、重量、用途、操作性、取り扱いという点において、コネクタ、コンポーネント、ソリューションにも取り入れなければなりません。これらは可能な限り最大の機能を組み込みながら、よりパワフルで堅牢になる必要があります。それに伴い、ハーティングテクノロジーグループは製品群を拡張し、ユーザーの方々に高い設計の自由度とさらに優れたユーティリティーを提供しています。

ハーティングは、小型基板接続技術を有し、より小さく、堅牢で、パワフルな新しいイーサネットコネクタを発表しました。多くの用途にとって大きすぎる従来のRJ45コネクタは、イーサネット接続の新しいスタンダードを打ち立てたハーティングの小型化ソリューション、ix Industrial®に取って代わられました。ハーティングのix Industrial®は、70%の小型化設計と5,000回以上の嵌合回数に耐え、ディスプレイやフラットパネルのモバイル機器など、小型デバイスに最適です。将来、クラウドから最も小さなフィールドデバイスまでを結ぶ、エンド・ツー・エンド・イーサネットのIP20標準コネクタになる可能性もあります。

T1およびM8 Dコード コネクタが新たにハーティングの製品群に加わりました。T1は現在シングルペア・ギガビット・イーサネットの分野で技術開発を推進しています。IP65/67に準拠するM8 Dコードは、Fast Ethernetを(非常に小型のアプリケーションにも)提供し、イーサネットマップの最後の空白スポットをなくします。新しい小型コネクタシリーズには、小型電源の新しい標準となるM12 Power Lコードもあります。以前の7/8"サイズから大幅に小型化されたこのコネクタは、小型インターフェース経由でデバイスに確実に電力を供給します。これにより、デバイス接続の小型化への流れを上手に賢くサポートできます。