Han-Modular® - 将来的に使用できるパワー、データ、信号伝送用の新しい(シールド)モジュール
Han-Modular®は、パワー、データ、信号を信号を組み合わせ可能な、他とは全く異なるコネクタです。事実、このシリーズはモジュラー式コネクタのトレンドを確立しました。多用途性が高いだけでなく、柔軟性に優れ、将来性を備えています。新しい将来の要件を迅速かつ便利に既存のモジュラー式システムに統合できます。
最大300 A / 1200 Vの大電力伝送
ハーティングはこうした要求を考慮し、300Aモジュールを開発。これに実績のある200Aモジュールとの互換性を持たせました。その結果、新モジュールは200Aモジュールにも差し込み可能で(この場合、低い方の定格電力になる)、既存のシステムを簡単にアップグレードできます。新モジュールは、ブスバーとスライドインシステムの装置の両方に簡単に直接接続できるように設計されています。市場の要求に応え、モジュールのメス側とオス側の両方に接触保護も備えています。
10 Gbit/sイーサネットをモジュラーコネクタに統合
伝送速度の高速化への要求に促され、データインターフェースは持続的に進歩しています。これはオフィス領域だけでなく、モジュラーインターフェースの長所がとりわけ真価を発揮する産業領域にも当てはまります。PROFIBUS、Profinet、CAN、Ethernet Cat. 5、Cat. 6A、Cat. 7Aといった、一般に普及しているすべての標準バスシステムは簡単に適応可能です。
さらにM12モジュールによって、10 Gbit/sイーサネットをモジュラーコネクタに統合できるようになりました。このモジュールでは、2つのDコードまたはXコードM12コネクタが1つのモジュールに収まるので、所要スペースを大幅に削減できます。さらに、従来のRJ45に比べて、M12システムはより堅牢で、動作信頼度も高まっています。
シールド線用のモジュラーインターフェースを作成
ハーティングはEMC試験所で新モジュールの実用化試験を実施済み:Han®シールドパワーモジュールのEMC特性は、周波数を制御された三相モーターやその他の負荷など、典型的なドライブ用途に完全に適しています。そのため、シールド電力線に差し込むことができ、使いやすく、シールドをモジュールに直接接続できます。その結果、工場でも、最終顧客の現場でも、機械とシステムの設置時間が短縮されます。
シリーズには、信号伝送用のEMC保護モジュールもあります。大きなシールドと追加の360°遮蔽板を使えば、優れたシールドを提供しつつ、最低限のスペースで高容量伝送を確保できます。最大4A / 32Vの27個のシールドD-Subコンタクトを差し込み可能です。Han®シールドモジュール ベーシックと名づけられたこの新製品は、(例えば)機械およびロボット分野のユーザーにとって、シールド伝送をモジュラーコネクタに統合するシンプルで、費用対効果に優れた方法になるでしょう。