Han® HPR HPTC
高性能トランス用コネクタ
過酷な環境に対応するハーティングの新しいトランス用コネクタシステムは、遮蔽性を確保し、効果的な機械的コーディングシステムを提供します。
トランスの接続は機械的衝撃、水、油、直射日光、オゾンなど、環境的影響に曝されています。これらはすべて接続の寿命に悪影響を与えます。新しいHan® HPR HPTCシリーズは、鉄道のトランスのために特別に開発されました。Han® HPR基準により過酷な環境での使用を可能にします。シュリンキングやテーピングを行わずに遮蔽性を達成できます。
容易な操作性と遮蔽性
この新しいシステムは、容易な操作性、少ないコンポーネントの使用、最大限の安全性という要件を満たします。ケーブル側では、クリンプ端子を3部構成の接触保護絶縁ボディに挿入します。さらに、粉塵や湿気から守り、シールドの一部を構成するケーブルクランプがあり、差動電流を吸収しハウジングに流します。
ハウジングはすべての面で金属的に接触しています。つまり、カバーと底面が接触面全体で接続されています。シールド接続専用に設計されたトランス用コネクタは他にはないため、この特徴は唯一無二と言えます。
Han® HPR HPTC 800は2つの分離されたコンタクト部を持つため、待機電流を集めてハウジング経由で放電することが可能です。
底面を介してフランジ付きハウジングに直接接続します。上側には、残りの差動電流を放電する電位タグ用のねじ山が付いています。
シュリンキングやテーピングは不要
Han® HPR HPTCは設置も簡単です。トランスの接続にシュリンキングやテーピングを行う必要はなく、迅速にインターフェースを準備できます。コンタクトを圧着し、シールド付き絶縁ボディをハウジングに挿入し、カバーを閉じれば、ケーブル側は準備完了です。
コーディングシステムで在庫を最小限に
レトロフィット
Han® HPR HPTCシリーズはレトロフィットです。トランス側の寸法は、市場に出回っている既存のソリューションと同じです。トランス上の既存のカットアウトを再利用できるので、設計変更は必要ありません。ハーティングのハウジングシステムを使って、旧ソリューションを入れ替えることができます。
メリット一覧:
- 長寿命を実現:過酷な環境に対応するHan® HPR標準金属フードとハウジング
- 時短:取り付け簡単、シュリンキングやテーピングなしで遮蔽
- コスト節約:効率的なコーディングシステムに基づいて必要な在庫を最小限に抑えられる
- 関連鉄道規格(EN 50467、EN 50124-1、EN 61373、EN 45545、EN 60137)に準拠した安全なソリューション
- 耐衝撃および耐振動システム