Han-Modular® Dominoモジュール:モジュラー式産業用コネクタの新型モジュール
現在の産業変革では、電力、データ、および信号伝送用のインターフェースといった基礎技術が礎を築いています。ハーティングは、Han-Modular® Dominoモジュールを発売します。モジュラー式産業用コネクタの世界は、これによってまた次のレベルに進むでしょう。このモジュールは、最大50%の省スペースと軽量化によりCO2排出削減に貢献するなど、最適化の新しい可能性を開きます。
ハーティングは、モジュラー式コネクタの新規開発製品、Han-Modular® Dominoモジュールを発表します。この新シリーズは、主として、産業界の設置スペース縮小と軽量化の要件を満たします。ドミノが2つの正方形でできているように、Dominoモジュールも2つの「キューブ」(立方体)で構成されています。標準タイプのHan-Modular®の嵌合面は、ほぼ正方形の2つの面に別れており、より大きなコンタクトでも格納することができます。
キューブは、デザイン要件どおりに正確に作られたカスタマイズコネクタの構成に対応します。電力、信号、データ、圧縮空気だけでなく、オス/メスコンタクトを一つのモジュールに組み合わせることができ、 全体として、1ユニット当たりの必要インターフェース数を減らせます。コネクタ技術の小型化・軽量化が進むにつれ、以前に比べ、1つのコネクタに格納できるモジュールの数と種類が増えています。
手間を減らし、エネルギーコストを削減
設置する作業者にもメリット:組立て時間が短縮され、全体の作業量を削減できます。これは人口構造の変化というメガトレンドに乗り、熟練工不足に対応します。より軽くて小さいインターフェースは脱炭素を支援します。大手鉄道メーカーの試算では、列車1編成で重量1㎏減らすと、40年間運行期間で14,000ユーロのエネルギーコストの節約になります。この試算は2015年の電気代をベースにしていますが、今は電気代が上がっているため、その価値は大きく高まっています。